2017年9月

[読書]「からだ」も使った国語教育への可能性→西江雅之『ことばだけでは伝わらない コミュニケーションの文化人類学』

文化人類学者の西江雅之さん最晩年の論考。『考える人』に連載されていたものをまとめたものとのこと。 身体表現と国語教育とを結びつけようとする自分にとっては、示唆に富むというか、自分の考えていることなんて、ちゃんと学者さんは…

うちの生徒は「挨拶」ができない??

「挨拶」をめぐるエピソード 勤務校の生徒(ついでに教員も)には、「挨拶のできない」人が多い。引率先でも、時折他校の先生に注意される始末だ。 ところが、あるとき、同僚の教員が引率先で大きな声で挨拶をしているにもかかわらず、…

[ワークショップ]大池容子さん(青年団・うさぎストライプ)の「嘘を旅するワークショップ」

今年からうちの学校に赴任したAさん。僕と同い年なのだけど、演劇部顧問のキャリアが長く、高校演劇の経験もある。 そんなAさんのつながりで、先週、他校も巻き込んで、大池容子さん(青年団・うさぎストライプ)の中学生向けワークシ…

「現代文」の授業って何すればいいの?

「国語」で身につけるべき力とは? SNS上で目にした「ロカルノさん」という方の「ならずものになろう」というブログの記事。 このブログで取り上げられている本を僕はまだ読んでいないけど、次の一節には心から同意する。 多くの人…

[読書]AIの話から人間と言語の関係が浮かび上がる──川添愛『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』

なぜAIは囲碁に勝てるのに、簡単な文が分からないのか──この問いに人間の言語を研究する言語学者の視点から迫った一冊。 ユニークなのは、イタチ村の「働きたくないイタチたち」が、自分たちが遊んで暮らすために「言葉のわかるロボ…

「作者の意図」?「読み手の自由」?

国語の授業でのダブルスタンダード 教室で小説を読んでいるときに、生徒からときたま出てくる言葉に「先生、そんなことまで作者は考えてませんって。意味ないですよ」というのがある。ところが、同じ子が、別の場面では「小説の読みなん…